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アントン・スハノフ ロータス 詳細&動画レポート

去年末に発表され、先日の日本橋三越本店 Arts and Crafts watches and Clocks イベントにてお披露目された、新進気鋭のロシア人ウォッチメーカー、アントン・スハノフの驚異的な生命力を持つ蓮をモチーフとしたアートピース、ロータス。

日本橋三越本店から速報的に「タグホイヤー 時計 電池交換」のレポートを掲載しましたが、今回はオーナー氏の協力もいただき、動画を含めたロータスのレポート、そして前作ファロスとの比較をお送りいたします。



このテンワはファロスでも用いられアントンの「アイコン」になっている、スーパールミノバを埋め込み暗所で発光する「フレーミング・バランス」ではなく、スーパールミノバを無くしたカスタムのテンワです。

これは、「ファロスとロータスのキャラクターの違いをより明確にしたい」というオーナー氏からのリクエストを受け、アントンが設計・製造したもので、スーパールミノバよりも比重が重い金属の無垢になったため細身のテンワとなりました。
アントンは、シャープな細さと片重り調整用のマスロットを日本文化の「刀と手裏剣」に喩えていました。

リクエスト後すぐにCADによって慣性モーメントを見積もり、同じ振動数かつ見ごたえも優れた形状を算出、CAMにより一個作りで制作するフットワークの軽さはコンピューターを最大限に活用してこそでしょう。


光を捉えた瞬間を何とか静止画でも押さえることができました。
更に、テンワ自体もほぼ振りのピークで静止して見える良いタイミング、公式写真と比べ、テンワに何か違いが感じられないでしょうか?

3軸トゥールビヨンは18秒・21秒・60秒の重ね合わせで、全く同じ状態に戻るまでは1260秒(70回転・60回転・21回転)=21分が必要なため、たとえ同じ場所から見続けていたとしても同じ表情は現れず、変わり続けることになります。


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