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「自分自身の限界に挑戦することが、僕を成長させてくれる」

現在、ギョーム・ネリーは競技からは引退したが、ダイビングは継続中。一方で、映像表現や広報活動を通じて、ダイビングから得た経験や哲学を世界中の人々へ伝えることに情熱を傾ける。その原動力や、何者にも負けない強い心を保つ流儀を語ってくれた。



ギョーム・ネリー 1982年、フランス生まれ。20歳のとき、当時の史上最年少世界記録となる87mを記録。その後、2度のコンスタントウェイト フリーダイビング世界王者に輝き、4度の世界記録更新。公式記録の自己ベストは117m。2015年に競技引退後は世界中を旅し、海で得た彼の哲学を、動画を通じて広めている。 Photo: Yoichi Yabe
——深さに挑むというのはどんな感覚なんですか?

「挑むというより、海の中を飛んでいるような自由さを感じます。海と一体になった平静な気持ちですね」

——引退後もトレーニングを続けているそうですが、日々どのようなことに気をつけて生活していますか?

「情熱とモチベーションを絶やさないことです。毎日同じトレーニングを繰り返しながらも、少しずつ新しい技術を探したり試したりと、クリエイティブであることが私の哲学。20年間それを続けているのです」



今回取材で訪れたのは、南仏ニースから程近い「ヴィルフランシュ・シュル・メール」の海。ネリーの故郷でもある。ちょうどそのとき隣町のアンティーブでは「パネライ クラシックヨット チャレンジ」が開催されていた。
——美しく潜ることは大切ですか?

「スポーツでも美しさは大事。それは無駄な力がどこにもかかっていない証拠だからです。ダイビングしている人を初めて見たときに美しいと感じました。身体的な造形、体の動き、波の動き、海洋生物の動きとのシンクロ。これらが織りなす神秘的な美に魅了されます」



ネリー先生によるヨガレッスン。潜る日も潜らない日も、毎朝のルーティンとして行うのだそう。
——恐怖心を克服するコツは?

「恐れはゲームの一部です。恐れがあるから注意深くなるし生きている実感も得る。重要なのは恐れに支配されないこと。水中では水圧、暗さ、寒さだけではなく、結果が残せるかという恐怖もあります。だから、リスクを最小限にする準備をしっかり行い、あとは息を止め、時を止め、思考を止め、あるがままを受け入れて恐怖に打ち克つことが必要です。結果、潜水は自分を成長させてくれる限界への挑戦でもあるんです」



潜水前に呼吸を整えるネリー。このあと深海へ。しばらくすると手のひらに貝殻をいくつも持って笑顔で帰還。「海底まで行ってきたよ。50mくらいかな」だって。
——パネライとのパートナーシップからブランドアンバサダーに。

「誇りであると同時に責任も感じます。地中海で生まれたパネライと自分は同じDNAを持っている(笑)。自分が着ける時計には絶対的な信頼性を求めるので、確かな伝統と高い技術を持つパネライはまさに適役。地上か水中かを問わず着けています。もはや相棒という存在を超えて、自分のカラダの一部ですね(笑)」

パネライのDNAを継承する、正統派ダイバーズウォッチ
ルミノール サブマーシブル 1950
アマグネティック 3デイズ
オートマティック チタニオ – 47MM



300m防水。チタンケース、47mm幅、自動巻き。121万円/パネライ(オフィチーネ パネライ 0120-18-7110)
ネリーが愛用するのは、ダイバーズに銘打たれる「サブマーシブル」最新作。ハイライトは、その耐磁性能だ。軟鉄性のインナーケースにムーブメントを閉じ込め、国際基準値をはるかに超える4万A/mの磁界に耐えうる。日常の帯磁リスクに備え、いざ海で必要な精度も保持できる。従来モデルよりも10%以上薄くなったチタンケースは、装着感も良好だ。ネリーが「カラダの一部のようだ」と言うのも頷ける。

ちなみに、通常ウォッチメーカーは防水性能テストを真水で行うが、パネライはすべて塩水で行い、海水が及ぼす回転ベゼルやリュウズプロテクターのロックなどへの影響もチェックする。名ばかりのダイバーズウォッチとは一線を画す、まさにプロフェッショナルダイバーズなのだ。


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初の自社開発トゥールビヨンを搭載したRJ「アロー・スパイダーマン・トゥールビヨン」

RJ「アロー・スパイダーマン・トゥールビヨン」


ポップアイコンとのコラボレーションウォッチが特徴的なRJ(ロマン・ジェローム)。中でもスパイダーマンを擁するマーベルには思い入れが強いようだ。スーパーコピーブランド高級時計の新しい展望を切り開く最新作のうちのひとつ。ひとつ目のモデル(レッド)は、ブラックカーボンとレッドグラスファイバーの層を重ね合わせた超高性能コンポジットとなっており、驚くほど軽量で気品のあるマットな質感に仕上がっている。



2種類登場するうちのブラックカーボン製の“ステルスバージョン”がこちら。闇に溶け込みつつも奥行きを感じさせる地板の透け感が印象的。bibicopy 株式会社ベゼルにエングレービングされ、ブリリアントブラックラッカーで満たされたクモの巣がタイムピースに最後の冠を添える。
斬新でオリジナリティあふれるスパイダーマンへのオマージュ
 10月15日に発表されたマーベルとRJの最新作、「RJ アロー・スパイダーマン・トゥールビヨン」は6日間を超える約150時間というパワーリザーブを誇る。

 このような長時間のパワーリザーブを搭載するためには、香箱を大型化する必要があった。そして可能な限り面積を大きくするために、香箱は必然的にムーブメントの中央に配置される。結果、この独創的でユニークなデザインが生まれることとなったのだ。



(左)ケースバックに配されたハーフリングは一般的なリュウズよりも素早く巻き上げることができる。(右)ムーブメントの日の裏側。スケルトン化されているため、大型香箱の上にトゥールビヨンキャリッジが配置される特徴的な設計を見ることができる。4時位置および8時位置にはスパイダーマンの目をかたどったパーツが配される。
 また、ヘッドはスパイダーマンの顔に見立てるため、シンメトリーにデザインされている。つまり、アロー・スパイダーマン・トゥールビヨンはケースサイドにリュウズを備えていないのだ。ではどのようにしてゼンマイを巻き上げるのか。

 ケースバックに配されたハーフリングの画像に注目してほしい。このリングにリュウズの機能を持たせているのだ。もちろん、一般的なリュウズと比べて直径が大きい分、素早く巻き上げることができる。

 なお、このハーフリングはゼンマイの巻き上げのみならず、時計の時刻調整でも存在感を発揮する。ストラップに隠された、6時位置のラグ間にあるプッシュボタンを押し込み、ハーフリングを回しながら時刻調整を行う。


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シチズンから日本の伝統技術を使用した「The CITIZEN 25周年記念限定モデル」が発売

シチズンは「The CITIZEN」ブランド誕生25周年を記念した新モデルを500本限定で発売する。ダイアルに和紙と金箔による装飾を用いたこのモデルは、ケースやムーブメントに同社の技術がふんだんに使用されており、日本の伝統技術と最新技術の融合が果たされている。



The CITIZEN 25周年記念限定モデル
クオーツ(Cal.A060)。光発電エコ・ドライブ。Ti+デュラテクトゴールド(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。世界限定500本(予定)。35万円(税別)


世界最薄の和紙と「砂子蒔き」技法によって実現した、ブランド誕生25周年を記念するに相応しいモデル
 「The CITIZEN」は、1995年に同社創立65周年を記念して販売された。ジラール・ペルゴ 1945今も続く顧客登録制度である「シチズン オーナーズクラブ」によって、ユーザーに対してきめ細かなサービスを提供し、特に業界初の10年という長期の保証期間は、同社の「The CITIZEN」に懸ける情熱と品質への自信を業界内に知らしめることとなった。昨今、様々なブランドが保証期間の大幅な延長を発表しているが、その中であっても10年という保証期間は依然としてトップクラスの長さである。



ストラップは、深いブラウンのワニ革が付属する。ゴールドのケース、和紙による繊細なパターンのダイアルと相まって、全体をエレガントな印象に纏めている。
 今回発売される「The CITIZEN 25周年記念限定モデル」は、金箔を散らした和紙製のダイアルが魅力的なモデルである。ダイアルに使用されているのは日本三大和紙の一つであり、世界最薄と言われている「土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)」だ。その上に「砂子蒔き(すなごまき)」と呼ばれる技法で金箔を蒔き、新雪のような和紙に華やかさをプラスしている。この「砂子蒔き」は職人の手作業によるものであり、そのため一つ一つ違った表情を見せる。

 ケースはシチズン独自の素材である「スーパーチタニウム」に、同じく同社独自の表面処理である「デュラテクトゴールド」を施したものである。これによって、素材の持つ軽さや硬さ、肌への優しさに加えて、ゴールドの輝きを持たせている。

 ムーブメントは光発電によって定期的な電池交換が不要のエコドライブだ。年差±5秒の高精度、耐衝撃性を高める衝撃検知機能、針ズレを補正する針自動補正機能、0時ジャストカレンダー更新機能など、優れた機能が多数搭載されており、安心して使用することができる。日本の伝統工芸とシチズンの技術を組み合わせたこの新モデルは、2020年3月19日に発売予定となっている。



エッジの立ったケースは「デュラテクトゴールド」によって明るく美しい輝きと、1,100〜1,500Hvもの硬度を誇る。リューズには高精度の証であるイーグルマークがしっかりと刻まれている。

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ミリタリーファンに朗報。モーリス・ラクロア 2021新作「アイコン ベンチュラー ブロンズ リミテッド」

モーリス・ラクロアでは、初めてブロンズケースを採用したAIKONシリーズの新作「アイコン ベンチュラー ブロンズ リミテッド」を発表した。ストラップはラバーとレザーの2本付きで簡単に交換可能だ。


モーリス・ラクロア「アイコン ベンチュラー ブロンズ リミテッド」
自動巻き(ML115)。26石。28,800振動/時。パワーリザーブ約38時間。ブロンズケース(直径44 mm、厚さ11.6 mm)。300 m防水。世界限定500 本。265,000円(税別)。2020年10月発売予定


アイコン ベンチュラー初のブロンズケース
アイコン ベンチュラー ブロンズ リミテッド
イージーチェンジャブルのストラップは、オフホワイトステッチをあしらったヴィンテージブラウンのカーフスキンストラップにワンタッチで交換可能。セラミック製ベゼルがブラウンカラーを纏う一方で、アワーマーカーのアームはベンチュラー特有のスタイルを貫き、ケースと同様にブロンズ製だ。自動巻きムーブメント「ML 115」を搭載したこのタイムピースは500 本限定モデルである。
 アイコン ベンチュラーが初めてブロンズを採用した。43mm のケースは、酸化することなく、古色を帯びて褐色に色づく特殊な合金で製造されている。ベンチュラーにふさわしいツールウォッチという概念を彷彿とさせるこのメタルの特性を生かすために、モーリス・ラクロアはサンレイ仕上げを施した奥深いグリーンの文字盤を組み合わせた。このカラーは溝をあしらったラバーストラップにも採用されている。


写真では見えないが、ネジ留めケースバックには、中央に刻まれたロゴ「M」を取り囲むように「ジュラ山脈ウェーブ」と呼ばれるモチーフが施されている。新作「アイコン ベンチュラー ブロンズ リミテッド」は、防水性をはじめな高品質でありながら、極めてリーズナブルな価格に設定されている。
 ブロンズの表面はサテン仕上げ、アングルにはポリッシュ仕上げが施されている。アイコンを象徴するベゼルの6 本のアームはセラミック製ベゼルからはみ出して、単方向の回転を容易にするグリップの役目を果たしている。アームに刻まれた特徴的な10 分単位の刻印によって、アイコン ベンチュラーは潜水経過時間が計測できる本格的な《ツールウォッチ》となっている。

チューダー ブティック 大阪が12月20日、大阪・南船場にオープン

2020年12月20日、日本第二の都市・大阪に、関西圏初となる路面店として「チューダー ブティック 大阪」がオープンする。心斎橋の中心地、長堀通に面したファサードをくぐると広がる、最新のインテリアコンセプトを採用したブラックとレッドの店内。創立者ハンス・ウイルスドルフのビジョンを反映するウォッチコレクションと、マニュファクチュールへと進化を遂げたブランドのルーツと歴史、そしてブランドフィロソフィー「#BornToDare(挑戦者の精神)」を体感できる空間が、遂に関西圏に登場する。



チューダー ブティック 大阪
 国内で初めて2フロアで構成される新ブティック。2面開口の開放感あふれる上階には、ライブラリー付きのラウンジコーナーが設けられる。長年愛される定番モデルはもちろん、新作を含む国内取り扱い全コレクションをゆったり鑑賞できる新しい空間で、凝縮されたブランドの世界観をお楽しみいただきたい。



チューダー ブティック 大阪(TUDOR BOUTIQUE OSAKA)
〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場4-4-8
TEL 06-6245-1926
営業時間 11:00~19:30
定休日 水曜日(祝日を除く)
*オープン後は、新型コロナウィルス感染防止対策として入場制限を実施する場合があります。



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